interpreter
上映中に見たかった作品だが、見逃してしまいようやく見ることができる。
僕は ショーン・ペンという人間が大好きで、彼の作品はなるべく見るようにしてい る。始まりは「カラーズ」今みると少し恥ずかしいが、ギャングの抗争を描いた作品だ。この作品が日本での「チーマー」ブームに火をつけたのは有名な話。そ の時の彼は役柄同様若かった。その記憶を抱いたままこの作品の彼をみるとなんとも言えない哀愁を感じる。彼の声、寂しげで切ない表情が大好きで魅了され る。
内容は社会派サスペンス。国連に勤務する同時通訳を演じるニコール(シルヴィア)が、アフリカの小国マトボ(架空)の大統領が国連で演説する際に大統領が暗殺するという情報を聞いてしまう・・・
マ トボの国情には、アフリカ各国の悲惨な現状が凝縮されている。全体の展開はやや複雑で不可解な点もあるが、シルヴィアの素性が明らかになるにつれ、彼女と ケラー(ペン)が悲痛な心を慰め合う物語も生まれる。しかしそれでいて、深いラブストーリーになだれ込まないのはリアルな感じ。。クライマックスのペンの 切ない表情は男の僕が見ても心奪われる。国連本部の中での撮影は史上初で、それもまた程よい緊張感を醸し出しており、主題の真実みをかき立てている。