私は「うつ依存症」の女
邦題がまたストレートなので、同じ病気を持つ身としては「これどーなの?」という感じがあって、
そうしたくもないのに目に入る存在であったのだが、今あえて「見よう」と思い見てみる事にした。
国、それから時代が少し違うせいか「うつ」のとらえ方に違いが見れた。
主人公の持つ「うつ」と僕がつきあっている「うつ」とは違う。ただ、持っている気質は同じだと思った。
彼女は家庭環境と、母親からの強く一歩的な導きに戸惑いを感じ、時にふさぎ込み、時に大きく乱れてしまう。
物事をすごく悲観的にとらえ、自分ではそうしたいのではないのに、思っている事と違う言動をしてしまう。
彼女の症状をちゃんと受け入れて、両親がちゃんと対応してあげないと絶対に治らない。
この作品の中では母親も精神的にきてしまっていて(ようにみれる)、おかれている環境としては最悪だ。
相対してみると、僕がおかれている環境は恵まれているのだと改めて思った。
「うつ」に依存するという事は受け入れがたいが、でもこの病気は受け入れてつきあっていくしかない。
そう自分で吹っ切れる事が必要だし、またそうできる為の周りの協力と環境が必要になる。
今は日本でもこの病気はちゃんと「病気」として認知されるようになった。確かにストレスフルな社会になって、
この病気に陥る可能性はとても高くなったが、上手く表現できないけど、認められた事によって
そこで逃げてしまう人も増えているのではと思う。現に通っている病院では患者の数が右肩上がりだ。
本当にそうである人と、そうでない人、このボーダー、実は非常に大きいと思っている。
「あー俺もここんとこずっとうつでさー、ま、でも皆にある事だししかたないよね」なんて会話を聞くと虫ずが走る。
そのボーダーは、きっとこっちの領域にきた人にしか確実には理解されないと思う。
そう決めつけるのは良くないが、残念だがこれは事実。
難しい問題だと心底思っている。