2012/07/21

幸福の4つのカテゴリ

ポジティブ心理学の研究の結果、幸福には4つのカテゴリーがあることが分かってきたのだという。

(1)やりがいのある仕事  何にやりがいを見出すかは人によって異なるが、すべての人に共通するやりがいのある仕事とは、「やるべきことが明確になっていて、相当の努力を必要とし、その努力の結果をはっきりと認識できる、夢中になれる仕事」。

(2)自己実現  自分の持つ力を実感したい。自分の得意とする分野を認めてもらいたい。成功への希望を持ち続けたい。スキルを継続的に向上させたい。こうした思いを持っているとき、思いが満たされたときに幸福を感じる。

(3)人との絆  どれだけ内向的な人でも、人との絆の中に幸福を感じる。同じ目標に向かって協力し合うことで絆は強くなる。

(4)意味のあること  今やっていることが何か大きな意味を持つ場合に幸福を感じる。たとえ自分がやっていることが小さなことでも、それが人々にとって大きな意味のあることにつながるのであれば、自分なりの貢献を果たしているときに幸福を感じる。

カリフォルニア大学のSonja Lyubomirsky教授は、この内面的な4つの領域が幸福につながることが心理学では分かってきたが、実際の社会は富や名声、外見的美しさばかりを重視していると指摘しているのだそうだ。